ご存知ですか?-現金管理1-

今回からは会計処理の基本中の基本!!現金管理について記事を書きたいと思います。

◎現金管理は会計の基本中の基本

現金は持ち運びが容易で、記録や証拠として残りにくい特性を有するために、過不足が生じたり不正が起こりやすく、ミスや不正を未然に防ぐためにも現金管理は非常に重要です。

また、税務調査においても現金は重要な調査項目の一つです。money
それは、「現金実査はその結果が直ちに、ある程度の会計の処理の正確性を確認するのに役立つ」(『税務調査と証拠書類の揃え方』石田八郎著)といわれるように、現金管理が適正に行われているか否かによって、その企業の経理水準がおおむね推測できるからです。

現金管理がきちんとできていれば企業の会計上の仕組みや内部牽制が機能していると判断されるでしょうし、逆に、現金管理がずさんだったり、「現金残高は社長の財布の中」といった状況があれば、売上や経費の計上にも不備がある可能性が高いと判断されることになります。

◎日々の現金管理のポイント

現金管理がきちんと行われているか、まず以下のポイントをチェックしましょう。

Point
社長以外の現金管理責任者が現金の受払いを行っているか

社長個人のお金と会社のお金を明確に区別するためにも、社長自ら現金の受払は避けましょう。経理担当者に領収書等を提出し、それに基づいて支払いを受けます。

Point2
小口現金制度を採用しているか

あらかじめ定められた金額を預金から引出し、この補充金以外の一切の入金(売上代金等)を行わないことにとって現金有高の管理が容易になります。

Point3
社内清算のルールを明確に定めているか

交通費などの現金精算は、例えば「週1回・毎週水曜日」などと清算日を決め、必ず領収書や請求書等の証拠書類をもとに行います。

Point4
日々の取引を記帳し、現金有高を確認しているか

日々の取引はその日のうちに記帳(FXなどは入力)します。また、金庫内の日々の現金有高を1日1回、金種ごとに枚数、金額を数えて「現金収支日報」に記載し、帳簿残高と実際の現金有高が一致しているかどうか確認します。
(事務所通信7月号P.4参照)